トヨタ、海外の幹部人材候補を、技能実習生として日本で技能訓練

トヨタ自動車が技能実習制度を活用し、海外工場の人材育成を図る取り組みが紹介されていました。

海外技能職、日本で実習 トヨタ、現地幹部育成狙う – 中日新聞

トヨタは言わずと知れたグローバル企業。人材育成の重要性は何よりも理解しているでしょう。
海外工場の人材を日本に受け入れて、技能実習生として訓練させる。その際には技能だけでなく職場管理のノウハウも教えるということで、かなり質の高い訓練が行われると思います。

トヨタの問題意識としては、新興国の工場など現場経験の浅い監督者がまだまだ多く、現地でストライキなど多く発生してしまうということがあったのだそう。

海外工場の安定稼働のためにも、まずは日本での教育を徹底して人材の技術・知識の両面でスキルアップして、監督者の質を上げることが改善ポイントだったのですね。

今後、トヨタと同じように海外拠点の人材を技能実習生として日本に受け入れ、技能習熟させるケースが増えるかもしれません。日本の労働力不足の補完とはちょっと違うケースですが、これからの動向に注目したいと思います。