外国人研修生 ・技能実習生 の日本語調査(2009年度)というのが
JITCOのホームページで発表されています。
この調査報告の元になったアンケート内訳を簡単に見てみると
以下のような感じでした。
◆日本人対象調査
→アンケート依頼総数 6,000通
→調査票回収数 1,223通(約20%)
◆研修生・実習生対象調査
→アンケート依頼総数 1,226通
→調査票回収数 694通(約57%)
この調査報告の中で、日本企業側が
「企業配属時までにできるようになってほしい」日本語レベルという
調査項目がありました。それを取り上げてみますね。
特に希望の割合が高い項目が以下の5つでした。
・「おはようございます」、「失礼します」などの日常の挨拶をする
・お礼の言葉や謝罪の言葉を述べる
・体の具合が悪いことを伝える
・休む、遅刻するなどの連絡をする
・「危ない!」「止めろ!」などのとっさの指示・命令を聞いて理解し、行動する
実習生には、健康のことやリスク管理など、状況や場面に応じた
日本語会話が求められていますね。
会話だけでなく、日本語の文字を目で見て理解できることも
必要とされていました。
日本企業、実習生の両者が現場での安心感を高めるためにも、
やはり日本語での意思疎通は重要な基礎スキルになってくるでしょう。
現場レベルでの日本語サポートは今後も必要とされますし
JITCOでも日本語教育支援を進めていくと書かれていました。
「ありがとう」
この1秒ほどの短い言葉に
人のやさしさを知ることがある。
これば小林吉宏さんの言葉。
今後も外国人技能実習制度・研修制度が
よりよいものになっていくことを期待します。