
相関図の書き方と作り方を初心者でも10分で完成する手順
こんにちは。聖地巡礼ナビ、運営者の「八代 奮起」です。
ドラマの最終回を見終わった夜、登場人物が頭の中でごちゃごちゃに絡まって「結局あの人とあの人ってどういう関係だったっけ?」となった経験はありませんか。私は推し作品の聖地を巡るたびに、その土地で物語を反芻する流れで自分用の相関図を書いてきました。手書きでもいいし、無料の作図ツールでもいい。大事なのは「誰のために、何を伝えるか」をたった一つ決めることなんですよね。
この記事では、相関図の書き方と作り方を、目的別の設計思想から具体的なツールの選び方、線や矢印の表記ルール、よくある失敗例の回避まで、一通り解説していきます。テンプレートに頼らず自分で組み立てられるようになると、ドラマも映画もアニメも一段深く楽しめるようになりますし、仕事のプレゼン資料にも応用が効きます。
記事のポイント
- 相関図の作り方を思考整理用と他人に見せる用で分ける考え方
- 無料ツールと有料ツールの違いと選び方の判断軸
- 線や矢印や色や配置で関係性の質を表現する文法
- ごちゃごちゃした失敗図を避けるためのチェック項目
相関図の書き方を目的別に設計する基本手順
相関図はテンプレに登場人物を当てはめれば完成するものではなく、何のために作るかを決めてからでないと必ずごちゃごちゃになります。ここでは私が普段やっている、最初の準備から清書までの実用的な手順を、目的別に整理して紹介していきますね。
相関図の意味と作り方の基本ステップ
相関図とは、複数の人物・要素・組織のあいだにある関係性を、線や矢印で結んで一枚の図にまとめたものです。ドラマや映画なら登場人物の家族関係や恋愛関係、ビジネスならステークホルダー同士の利害関係、小説や漫画なら勢力図やプロット構造の整理に使われます。文字で説明すると数百行になる関係を、視覚的に一望できるのが最大の利点ですね。
作り方の基本ステップは大きく5つです。まず誰のために作るかを決める、次に登場要素をすべて書き出す、それから核となる中心人物を1〜2人決める、関係性を線で結びながら不要な要素を削る、最後に線の意味と凡例を確定して清書、という流れになります。この順番を守らないと、後から中心が決まらないとか、線の意味が混ざるといった事故が起きやすいんですよ。
私が初めて鬼滅の刃の柱の関係図を作ったときは、いきなり要素を全部書き出してから線でつなぎ始めて、結果的に2回作り直しました。先に「これは初心者向けに柱の役割を一目で伝えるためのもの」と目的を絞っていれば、登場人物は9人と継国縁壱に限定できたはずなんですよね。目的設定は、見た目以上に重要な最初の一歩です。
もう一つ知っておきたいのは、相関図には大きく分けて「人物相関図」「ステークホルダー相関図」「概念相関図」の3タイプがあるという点。ドラマや小説で主に使うのは人物相関図、ビジネスではステークホルダー相関図、勉強や思考整理では概念相関図と、見た目は似ていてもレイアウトの組み方や線の使い方が微妙に変わります。最初のステップで「自分が作りたいのはどのタイプか」を意識すると、後の手順がブレません。
相関図作成の5ステップ(順番厳守)
- 誰のために何を伝えるかを1行で書き出す
- 登場要素を付箋やメモにすべて書き出す(迷ったら入れる)
- 中心となる人物・概念を1〜2個に絞り込む
- 関係性の線を引きながら、目的に関係ない要素は削除する
- 線種・色・凡例を確定して清書ツールに移行する
テンプレートを使う前に決める2つの方針
テンプレートを使えば早いと思いがちですが、テンプレートに飛びつく前に必ず決めておきたい方針が2つあります。一つは用途(思考整理用か他人に見せる用か)、もう一つは網羅か絞り込みかです。この2軸が決まっていないと、どんな優秀なテンプレートを使ってもピントが合いません。
思考整理用は自分の頭をスッキリさせるためのもので、登場人物は20〜30名でも問題ありません。逆に他人に見せる用は、相手が3秒で理解できることが最優先なので、登場人物は7〜10名程度に絞るのが鉄則です。SNSでバズる相関図画像はほぼ全てが絞り込み型で、登場人物が10名を超えるとリポストが半減するという肌感もありますね。
網羅か絞り込みかは、用途と直結しています。たとえば呪術廻戦の登場人物を網羅したいと思って200人入れた相関図を作ったところで、線が交差しすぎて誰も読めません。私の場合は1枚に7名前後を上限にして、必要なら学校編、呪術師編、呪詛師編とテーマ別に複数枚に分けるようにしています。1枚に詰め込まない判断こそ、作り手のセンスが出る部分です。
方針を決めるときに私が必ず使っているチェックリストがあります。「読者が3秒で何を理解すべきか」「その理解のために何人まで登場させるべきか」「優先する関係性は何種類か」、この3つの問いに先に答えてからテンプレ選びに入ると、出来上がる相関図の精度が一段上がります。テンプレートはあくまで器であって、中身を設計するのは作り手側、と覚えておくと迷子になりません。
テンプレート選びでやりがちな失敗
- かっこいいテンプレ画像をベースに、無理やり要素を詰め込んでしまう
- 有名作品の公式相関図と同じ構図を真似て、自分の伝えたい関係性が埋もれる
- 「とりあえず円形配置」で全員を並べ、中心人物の存在感が消える
登場人物の洗い出しと優先順位の付け方
洗い出しの段階では、迷ったら入れる方針で進めて構いません。後から削るほうが、最初から絞り込むよりずっと楽です。付箋やテキストエディタに「名前・属性・主人公との距離・関係の濃さ」の4項目だけメモして、まず全員を並べてみます。属性は所属組織や陣営、距離は主人公から見て何ステップで繋がるか、濃さは恋愛・血縁・敵対などの重要度です。
優先順位の付け方は、私はいつも主人公との距離2以内かつ関係の濃さ★3以上を絶対残すというルールを使っています。たとえば登場人物が30名いる場合、このフィルタを通すと8〜12名程度に絞れることが多いです。残ったメンバーで一度線を引いてみて、足りない情報があれば後から追加するほうが、最初から完成形を狙うより遥かに早く着地します。
具体例として、推しの子の相関図を作ったときは、最初に書き出した28名から、アイ系統、東京ブレイド系統、B小町系統の3グループに分け、それぞれから中心人物2名ずつ計6名を残しました。残りの22名は、もし必要になればグループごとのサブ相関図に回す前提です。これだけで、1枚目の図は驚くほどスッキリして、関係の流れが見えるようになりました。
洗い出しを進めていると「この脇役、入れるか迷うな」と悩む瞬間が必ず来ます。そのときは入れる側に倒して、清書直前の最終チェックで削るかどうか判断するのがおすすめです。先に削ると、後から「やっぱり必要だった」と分かったときに記憶を掘り起こすコストが高い。逆に最後まで残しておけば、全体を見渡したうえで取捨選択できます。私の経験では、洗い出し段階での「迷ったら入れる」は、結果的に作業時間を2割短縮してくれました。
洗い出しメモのテンプレ例(コピペで使える)
- 名前:◯◯◯
- 属性:所属組織 or 陣営
- 主人公との距離:1(直接)/2(1人挟む)/3以上(遠い)
- 関係の濃さ:★1〜★3で評価
- 残す/別グループ/削除 のいずれかを最終判断
関係性を線と矢印で表現する文法
線と矢印は、ただつなぐだけのものではありません。線種・太さ・色・矢印の形によって、関係性の質を表現する立派な文法を持っています。これを知っているかどうかで、見る人の理解スピードが3倍は変わります。私の運用ルールは、線の種類と意味を凡例として図の隅に必ず明記することです。
基本の文法はシンプルで、実線は公的な関係(親子・上司部下・夫婦などの制度的な絆)、破線は私的な感情(恋愛・友情・憎悪などの感情的な絆)、矢印は方向性を持つ関係(一方的な好意・上下関係・因果関係)、両端矢印は相互関係、×印は対立や決裂と覚えておくと迷いません。これはシナリオライターが脚本のキャラ表を整理するときに使う流儀をベースにしています。
色は3色以内に抑えるのが鉄則です。赤・青・グレーくらいに留めると、相関図全体が引き締まります。色を増やすほど印象は派手になりますが、見る側の認知負荷も比例して上がります。実際に私がSNSで投稿した相関図の中で、いいね数が一番伸びたのはグレー基調+赤1色+黒線のシンプル構成でした。色を絞ることは、デザインの引き算であって決して手抜きではありません。
| 表現したい関係 | 線種 | 矢印 | 色の例 |
|---|---|---|---|
| 家族・血縁 | 太い実線 | なし | 黒 |
| 夫婦・婚姻 | 二重実線 | 両端矢印 | 黒 |
| 恋愛感情(片想い) | 細い破線 | 一方向矢印 | 赤 |
| 友情・同盟 | 細い実線 | 両端矢印 | 青 |
| 敵対・対立 | ジグザグ線 | ×印 | 赤 |
| 因果関係・原因 | 細い実線 | 一方向矢印 | グレー |
| 過去の関係(終了) | 薄いグレー線 | — | グレー |
線の文法を使うときの注意
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- 図の隅に必ず凡例ボックスを置き、線の意味を明記する
- 同じ意味の線は同じ表現で統一する(実線が時々破線になるとアウト)
- 線種は4種類以内、色は3色以内に抑える
視線の流れを設計するレイアウトのコツ
相関図は人物配置で読みやすさが大きく変わります。情報アーキテクトの世界では視線は左上から右下へ流れると言われていて、もっとも重要な関係性は左上寄り、結末や結論にあたる人物は右下寄りに置くのが基本セオリーです。中心に主役を置くのは王道ですが、必ずしも正解ではありません。
たとえばドラマで主人公が物語を通じてある人物に到達するというプロットなら、主人公を左上、到達先の人物を右下に配置するほうが、矢印で因果が流れる図になります。家族関係を見せたい場合は、世代ごとに横一列に並べる縦軸構造が定番です。物語の動きを見せたい場合と、構造を見せたい場合で、レイアウトの基本形は変わります。
線の交差は思考の停止を意味する、と私はよく言われました。線が交差していると、見る側はこれは交差しているだけで関係ないんだなと理解するのに余計な認知リソースを使います。やむを得ず交差する場合は、線が橋のように跨ぐブリッジ表現を使うか、思い切って人物の配置を組み替えて交差を解消するほうが、結果的に分かりやすい図になります。
視線設計のチェックポイント
- 最重要の関係性は左上寄りに置く
- 世代・時系列を表すなら縦軸または横軸を統一する
- 線の交差は3本以内に抑える、4本以上ならレイアウトを組み直す
- 中心配置は王道だが、物語の流れを見せたいときは斜め配置も検討する
相関図の作り方をツール別に比較して仕上げる
第1H2で設計の話を一通り終えたので、ここからは実際にどのツールで仕上げるかという実用編に入ります。無料ツールだけでも完成度は十分に出せますし、私の場合は用途に応じて2〜3個のツールを使い分けています。それぞれの長所短所を整理して、あなたの目的に合うものを選んでいきましょう。
無料ツールと有料ツールの違いと選び方
無料ツールでも相関図はまったく問題なく作れます。代表格はCanva・draw.io(diagrams.net)・Lucidchart無料プラン・PowerPoint・Googleスライドあたりで、機能の8割以上はファンアートや個人用途で十分です。逆に有料ツールはMiro・Lucidchart有料・Cacoo・XMindなどがあり、共同編集や大規模図の管理、社内テンプレートの統一などビジネス用途で真価を発揮します。
選び方の判断軸は、「何枚作るか」「誰と共有するか」「何で出力するか」の3つで決まります。年に数枚で、自分だけが見るならCanvaやPowerPointで十分。月に10枚以上作るとか、複数人でリアルタイム編集するなら、有料の月額1,200円〜3,000円程度を払う価値はあります。出力先がSNSなら画像書き出し、印刷なら高解像度PDF対応が必要です。
ちなみに私の場合は、ドラマや映画の相関図を作るときはCanva(無料)、ビジネス用のステークホルダー分析はdraw.io(無料)、複数人で議論しながら作るときだけMiroの有料プランを使うという使い分けです。年間で換算すると、無料ツール9割・有料1割くらいの割合になります。最初から有料ツールを契約する必要はまったくないですね。
| ツール名 | 料金 | 得意分野 | こんな人に |
|---|---|---|---|
| Canva | 無料/有料1,500円/月 | デザイン性・SNS向け | 見た目重視・SNSで共有したい人 |
| draw.io | 完全無料 | 図形の自由度・データ保存 | ローカルで管理したい人 |
| Lucidchart | 無料/有料約1,300円/月〜 | テンプレート豊富 | 初心者・テンプレ重視の人 |
| PowerPoint | Microsoft 365契約 | 使い慣れ・印刷 | 仕事で資料化したい人 |
| Googleスライド | 無料 | 共同編集・クラウド | 友人と共同で作る人 |
| Miro | 無料/有料約1,200円/月 | 共同編集・大規模図 | チームで議論しながら作る人 |
| Cacoo | 無料/有料660円/月 | 日本語サポート | 日本語マニュアル重視の人 |
| XMind | 無料/有料約3,000円/年 | マインドマップ系 | 放射状構造で考えたい人 |
初心者にまずおすすめの組み合わせ
- SNSで共有・ファンアート系 → Canvaの無料プラン
- ローカルで管理・図形を自由に動かしたい → draw.io(完全無料)
- テンプレートから入って慣れたい → Lucidchart無料プラン
パワポやCanvaでサクッと作るやり方
PowerPointとCanvaは、すでに使い慣れたツールで相関図を作りたいという人の定番です。どちらも図形・線・テキストボックスを組み合わせるだけで、30分あれば一枚の相関図が完成します。新しいツールを覚える時間がないとき、まずこの2つで作ってしまうのが現実的ですね。
PowerPointの場合は、挿入から図形を選んで四角形を人物の数だけ配置し、挿入から図形の線を選んでつないでいきます。線をクリックして書式設定から線種を変更すれば、実線・破線・点線を自由に切り替えできます。線の太さは1.5pt〜3ptが見やすく、それ以上太くすると主張しすぎる印象になりますね。色はテーマの色から選ぶとブランド統一感が出ます。
Canvaは無料テンプレートに相関図や組織図で検索すると数十種類出てきますが、私のおすすめは白紙のキャンバスから始める方法です。Canvaの図形要素は素材数が圧倒的に多く、人物アイコンも商用利用OKのものが豊富。30〜60分でドラマ12話分の相関図ができあがります。出力はPNGで最大1920×1080まで無料書き出しできるので、SNS投稿にもそのまま使えますよ。
パワポとCanvaの両方で共通する小ワザとして、線を「コネクター線」として図形に紐づける機能を必ず使ってください。これをやらないと、人物の四角を動かすたびに線が取り残されて、結果的に修正の手間が3倍になります。パワポなら「コネクタ線(直角矢印)」、Canvaなら「線」を四角の端にドラッグして吸着させると、後から人物を動かしても線が自動追従します。小さな違いですが、相関図を10回作る頃にはこの機能の有無で1時間以上の差が出ます。
パワポとCanvaで陥りがちな罠
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- 図形をグループ化せずに動かすと、線と人物がずれる
- テンプレ画像をそのまま流用すると、自分の伝えたい関係性が表現できない
- フォントを5種類以上使うと一気に素人感が出る(2種類までに抑える)
無料のCacooとMiroとdraw.ioを使い分ける
もう少し専門的なツールを使いたい人には、Cacoo・Miro・draw.ioの3つを目的別に使い分ける方法をおすすめします。それぞれ得意分野が違うので、1つを極めるより、用途に応じて使い分けるほうが結果的に時短になります。私の場合は3つともアカウントを持っていて、月に1回くらいの頻度で行き来していますね。
draw.ioは、もっとも自由度が高い無料ツールです。図形ライブラリにビジネス系・ネットワーク系・人物系すべてが揃っていて、出力もPNG・PDF・SVG・XMLと幅広い。ローカルのデスクトップ版もあるので、データを自分のPCに残したい人に向いています。Miroは共同編集が圧倒的に強く、複数人でドラマの相関図を作りながら議論したいときに最高です。無料プランでも3ボードまで作れます。
Cacooは日本製のツールで、UIが完全日本語、サポートも日本語で受けられる安心感があります。ビジネス用途のテンプレートが豊富で、特に組織図とフローチャートのテンプレが優秀です。学生のレポートや会社の業務マニュアルに使うなら、Cacooが最短ルートになるケースが多いですね。3つとも無料でアカウント作成できるので、まず触ってみて手に馴染むものを選ぶのがいいと思います。
3ツールを比較する上で意外と大事なのが、出力したファイルを他のメンバーが開けるかという視点です。draw.ioで作ったSVGをLINEで送っても相手は開けないことが多いし、Miroのボードを共有してもアカウント登録を求められる場面があります。SNS共有や友人とのやり取りが目的なら、最終的にPNG画像に書き出して送れる手段が確保できているかを必ず確認してください。共有のしやすさは、ツール選びで見落とされがちな重要ポイントです。
3ツールの使い分け早見表
- draw.io:自由度・ローカル保存・出力形式の豊富さで選ぶ
- Miro:複数人での共同編集・付箋を貼って議論する用途
- Cacoo:日本語UI・テンプレ豊富・ビジネス資料向け
キャラクター相関図でよくある失敗例と回避策
10年以上いろんな作品の相関図を作ってきて、見やすくないと感じた図には共通パターンがあります。一番多いのは全員を中央に集めて円形配置。これだと主役と脇役の区別がつかず、見る人が「で、結局誰が主人公?」となります。中央配置は主役1人だけにして、関係の遠い人物は外周に置くのが鉄則です。
次に多いのが線種をルールなく混ぜるパターン。同じ恋愛関係なのに、ある場所では赤い破線、別の場所では太い実線、という具合に統一感がない図は、読み手が線の意味を毎回考え直すことになります。これは凡例ボックスを最初に作って、その通りに線を引くだけで100%回避できる失敗です。
3つ目は情報を詰め込みすぎるです。せっかくだから全員入れたいと思って50人入れた図は、ほぼ間違いなく解読不能になります。1枚に7〜10名を目安に、それ以上必要なら別の図に分ける勇気を持つこと。私の運用では、相関図1枚あたりの人物は最大12名と決めて、それを超える場合は必ず複数枚に分割しています。図の数が増えるほうが、1枚に詰め込むよりずっと読みやすくなりますよ。
もう一つよくあるのが、線の太さが全部同じというパターン。すべての関係性を同じ太さの線で結ぶと、どれが重要な関係でどれが補足的な関係なのかが伝わりません。私は重要度の高い関係を3pt、普通を1.5pt、補足的なものを1ptと3段階で分けています。たった3段階でも、見る側の理解スピードは目に見えて速くなります。色だけで強弱を出そうとせず、線の太さも積極的に使うのがコツですね。
失敗パターンと回避策まとめ
- 全員中央配置 → 主役1人だけ中央、他は外周へ
- 線種ルールが不統一 → 最初に凡例ボックスを作り、その通りに引く
- 50人詰め込み → 7〜12名で1枚、超えるなら必ず複数枚に分割
- 色を5色以上使う → 3色以内に絞り、グレーを基調にする
- フォント混在 → 2種類以内に統一する
SNSや資料に活用する公開時の注意点と書き方のまとめ
完成した相関図をSNSで公開したり、資料として配布したりするときには、いくつか注意したい点があります。一つは著作権・肖像権の配慮。商業作品のキャラクター名と関係性を整理する相関図は基本的に二次創作の範囲ですが、公式素材(画像・公式アート)をそのまま使うと権利侵害になる可能性が高いです。アイコンは自作するか、商用利用OKのフリー素材に置き換えるのが安心ですね。
もう一つはネタバレ配慮。最終回直後の相関図は特に、未視聴の人へのネタバレになりやすいので、SNS投稿時にはネタバレ範囲を明記しておくのがマナーです。私自身、推し作品の相関図を公開した直後に、ネタバレで萎えたとコメントをもらった経験があり、それ以来必ず冒頭にネタバレ範囲を書くようにしています。
相関図の書き方と作り方を、ここまで設計から仕上げ、公開まで一通り解説してきました。改めて整理すると、目的を決める→要素を洗い出す→中心を絞る→線の文法を統一する→配置を整える→ツールで清書する、この6ステップを順番通りにやるだけで、誰でも見やすい相関図は作れます。情報を足すのではなく引く発想で、本当に伝えたい関係性だけを残す。これが、優れた相関図の唯一にして最大のコツです。最初は手書きでも、Canvaのテンプレからでも、まず1枚作ってみてください。作品理解が深まる感覚を、ぜひ体感してもらえたらと思います。
この記事の総まとめ:相関図作りの黄金ルール
- 作り始める前に誰のためにを1行で言語化する
- 登場人物は1枚あたり7〜12名に絞る
- 線種・色・矢印で関係性の質を表現する文法を統一する
- 凡例ボックスを必ず図の隅に配置する
- 無料ツールで十分、まずはCanvaかdraw.ioから始める
- 公開時は著作権とネタバレ範囲に配慮する
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